最近は客が増えたから
もっとバイトを雇えば良いと思う

そうしたら
僕が毎日働かなくてすむ

たまには休みが欲しい

「お金ここに置いとくよ」

常連さんの声で
我に返った

「えっあ、はい」

僕の慌て方に
うすく笑いながら店を出ていった

「三木くんどうしたの?」

「いえ、何でもありません」

隣にいた客も笑ってる

まぁ、さっきの声
裏返ってたしな