「おまたせい…!!」

声が途切れた

視線の先には彼女と…

さっきまでは居なかった男

彼氏…かもしれない

あんなに綺麗な人だ

彼氏が居て当たり前

なにを夢見ていたんだろう
僕は―…

「おまたせいたしました」

深呼吸をして言う
少しずつ近付く

「アイスコーヒーとガトーショコラです」

彼女が僕を見た