シンデレラには、なりたくない!



真ちゃんは、いつの間にか、私の服を乾かしてくれていた。


夜は、あんなに濡れていたのに…。


そんな優しさも、胸がキュンてなるけど、


ドキドキとは違う。


ごめんね、真ちゃん。


家を飛び出し、タクシーを捕まえると乗り込んだ。