シンデレラには、なりたくない!



「何かあったの?」


ただならぬ雰囲気に、こっちも緊張する。


「奈子が心配する事はないよ」


そう言って、和史は笑ってくれたけど、


目が全然笑ってない。


帰りの車の中でも、和史は一言も喋らなかった。