「御曹司じゃなくても、和史が和史のままなら、それでいい」


和史の胸は、温かくて、大きくて…。


顔を埋めていると、とっても安心する。


「オレ、奈子を離したくない」


そう言いながら、和史はゆっくりと、私をベッドに押し倒した。