「奈子、真一郎からの電話、どうした?」 「どうしたって、出損ねちゃったよ…」 だって、あの時、和史がいたじゃない。 さすがに、キスした後に、真ちゃんとは話し辛いよ。 「じゃあ、もう無視しろ」 「そ、そんな訳にはいかないわよ!」