無意識に口が動く



たくさん彼と話が出来た



学校の話、

ブログの話、

地元の名物の話、



他愛のない話が、

こんなにも幸せなことだなんて



知らなかった




やっぱりそれは、

君とだから




奇跡に近いこの瞬間を忘れないように

瞬きひとつだけでも…


もったいない



そのときのことを思い出すと、


安っぽい紙の匂い

氷が溶けて薄まった不味い

オレンジジュース


一緒によみがえってくる




それをまた飲みたいと思ってしまうのは、

君を求めてるのと一緒