全員が歌い終わって、

暗かった室内が明るくなった




現実に引き戻されたような感じ





なんとなく携帯を開いてみると、

着信が7件もきていた


全部、お母さんから



時間は22時を回っていて…

仕方ないことだ、

そう何度も言い聞かせる





何もかもまた元通り


何もなかったように、

時間は走り去るように回り始めて



あたしを取り残す


孤独にさせる