マイクの真正面に座って、

まだ始まってもいないのに……


何かを期待しながら、





彼の姿を探した






『ここでえぇんですか?』




ドキッ




聞き覚えのある優しい声





さっと後ろを振りむくと、

やっぱり彼だった





会いたくて…

会いたくて仕方なかった


彼がそこにいた