「紗耶香」
!!!?私の名前じゃない

雄二はハッとした表情で
「ゴメン!奈々美」
私は泣く事しかできなかった
すっかりそんな
気分じゃなくなった私は

ベッドの下に下り鞄を取り
帰ろうとした


その時__
雄二がニヤリと笑い
「コレは要らないの?」と
私の財布をひらひらと振った

「返して!!!」
強気に言う私に雄二は
捨て台詞のように
言い捨てた..

「お前に金なんか
要るのかよ?
中坊のくせに
まぁこの金は
紗耶香とのデート代に頂くよ」

私は辛かった
何もかも全てが嫌になり
生まれて初めて捨てられ
何事もなかったように

雄二の家を出て歩き出した

しばらく歩くと
後ろから人気が__
怖い、又襲われる
そう思っていると