届かない




「落ちてた」

そう言って秀冰らしき人物があたしの目の前で丁度目が隠れるように期末の保体テストを渡す。

「点数見た…?」

「…見た」

「うそっ!最悪!」

嘘(;゜0゜)
62.5点のテスト見られるなんて…

「この点数,秘密だよ?!」

「どーしよっかな♬」

「っちょ...」

気付けば涙は消えていた。