届かない


「行こ」

うちがその出入り口に向かおうとしたとき。

「由依!?何考えてんの?」

今までビクビクしていたメグがイキナリ声を張る。

「…ちょっ,静かに。何って…」

「今の木村の暴走を止めるなんて無理だよっ?」

「…」

「ここは警察とか呼ばないと…」

「…っ…That's right.(その通り)」

「英語版使うなし。じゃ警察呼ぶよ?110だっけ…?」

そういってメグは電話し始めた。