「ちょっと待って!?私さ、まだ早いと思うんだよね!!付き合うのとかイマイチわからないし…」
精一杯の言い訳をする。
「俺が教えてやっから!!!」
は?
何を…スか(汗)
「行くぞ!!」
頼玖にそう言われ、引っ張られた私の左手。
後ろからみた頼玖の背中は大きくて…あぁ…男の子なんだなー…と感じたり。(笑)
気づけば、嫌がらずについていっていた。
「頼玖…?」
「あ?…なした?」
「本気…なの?」
「え?」
「本気で私のこと好きなの!?」
無意識に出た言葉。
「当たり前だろ」
それが嬉しくて嬉しくて。初めて陸以外の男子に心が揺れた。

