「三吉も教えて欲しいか〜?」

「いらなーい」

「ふはっ! 頑張ってね、万年学年二位さん」

「うっさい!!」


絶対一位とってやんだから!!


放課後、律は委員会だから、あたし一人で帰る。


はぁ…今日は英語と科学とー…。



そんな事を考えていると、校門の前に女の子達が誰かを囲んでいた。



? なんだ?


ちょーっと覗くと、そこには思わぬ人物が。



「圭くん?!」



赤坂 圭。


あたしの、幼なじみだったり。