「いいよ。どこに行くんだっけ?」

「生徒会室だよーん」


ちょっとチャラくて怖いイメージだった麻生くんだったけど、今はちょっとお茶目な感じ。

話だって、おもしろくて笑える。


「わかった。じゃあ、行こっか」

「ぁ、行くのは俺じゃなくて」

「?」

「京也ー♪」


え…まさか…!!


「んぁ?」


さっきまで、タオルを被って寝ていた椎葉が起き上がった。


ってか、寝ないで仕事しろよ!!


「三吉と机もってきてくれよ」

「…わかった。どこ?」

「生徒会室♪」


椎葉はスクッと立って、あたしの方に寄って来た。