椎葉は、目を見開いている。 「み」 「帰る」 「ちょっ!! 三吉!!」 あたしは鞄を持って、急いで教室を出ようとした。 けど、椎葉の手があたしの腕を掴み、阻止される。 「なぁ、今の…」 「…言葉通りの意味だよ」 「俺は…ッ…C大に行く」 やっぱり…。 「…いいよ、別に」 「は…?」 「就職、しなよ…。本当は、そうしたいんでしょ…?」 わかるよ、椎葉の考えることぐらい。 ずっと…見て来たから。