あたしが彼に恋をした日。 それは…高一の春──…。 ─────…… はぁ…律とクラス違うや…。 高校の入学式。 あたしは、クラス表を見ている。 親友の律とはクラスが離れてしまった。 入学式が終わり、自分の席に座る。 隣の席の子の名前を確認するために、黒板を見た。 【椎葉 京也】 それが、 彼の名前だった…。