「…おいしい」 冷たくて、甘いオレンジジュースは絶品だった。 「そりゃよかった!」 椎葉はもう一度、ニッと笑った。 その笑顔は、 この暗い中でもわかるくらい キラキラしていた──。 それと同時に、あたしの顔が熱くなる。 胸が、熱い──。