「ふうちゃん!ちょっと!」

あくびをしながら、教室に入るなり
由美は美風に駆け寄ってきた。


「なに朝から?昨日の熱唱で喉痛い…」
美風は喉に手を当てた途端に反対の手を掴まれ、
廊下に引っ張られる。


興奮した様子を見て、美風は気付いた。

「ふうちゃん、俊くんと付き合う事になったの!!」