「…あ、り、がと……。」


「さ、少し休みなさい。ご飯は食べたい時に来なさいな。」


私をベッドに寝かしつけ、雪姉は静かにドアへと向かった。






私は雪姉が出ていったのを確認して、ドッと気が緩んだせいもあってかそのまま眠りについた。









―――…数時間後。


静かなノックの後、ドアが開かれたのを私は気付かなかった…。