そんな中。




義母は、ポンと手を叩きながら、


「あ、部屋ね、雪の部屋でもよかったんだけど赤ちゃん生まれるでしょ?だから下の和室に用意したわよ。晃君はどうする?」


姉夫婦を見つめて言った。


晃君は雪姉の旦那さんの名前。


私より一つ年下だ。


「俺も雪さんと一緒で。初めてなので、…心配なんですよ。それにそばにいたいし。」


照れくさそうに話す晃君は、今からもうパパの顔だ。


「そう、じゃあ後でお布団とか用意するわね。花、手伝って。」


「はぁ〜い。」


義母と花は2階へと消えて行った。