「…ねぇ。」 食事後。 私が自分の部屋へと入ろうとすると、突如腕を惹かれ、自分の部屋から遠のいた。 バタン!! ちょっと乱暴に閉められたドアの先には、見慣れた部屋。 …陽日の部屋。 まだ、二人きりになるの緊張する。 しかも、見上げた陽日の顔は、少し険しいものだったから。 より一層、緊張感が増す。