月姉の意識がトロンとし始めて…、


そろそろ本当にヤバそうだったからなけなしの理性をもって流石に止めた。




…キスだけで、こんなにも興奮して感じられるなんて、知らなかった。




これじゃ本番なんて、体モたないんじゃないか?


俺の下で粗い息遣いをする月姉に、今以上のことを想像してしまって、マジヤバい、って思った。


更にはその涙に濡れる瞳とか、ほんのりピンクに染まった頬とか、擦れて赤く腫れた唇とか…。


これを、他の男になんて、見せられるもんじゃない。


…とりあえず今は息を切らせて苦しそうにしている月姉に


「…大丈夫?」


って、聞いてみた。