「綺麗…」

そう思いながらこのみは窓を見る。

さっきまでは紅かった風景もいつも通りに戻っていて、あれは疲れていたからだろうと思って一安心した。

ドンドンッ!!!

急にドアが強く叩かれこのみはビックリしながらも窓の方へ向かう。