「せんせー」




そう言ってくれるあの子の声が

懐かしくて


悲しくて





新しい安定の場所へ

行ってしまうあの子の背中が


切なくて


寂しくて





助けてあげたいのに


助けられない



抱き締めたいのに


抱き締められない





辛いけど



堪えて…堪えて…


私も頑張るから


あなたも頑張って



お姉さんになる姿を見せて



そしたら……


遊びに行くから





でもその頃には…


もう…来てくれなくなるの?