重なる平行線

…それは置いといて。
隠されていたというカメラで、私が寝る前に牛乳を飲んでいたことを知っていた。
私の使うコップ、それだってわかっていただろう。

そこに、わざと、睡眠薬をいれた。

計画性のある犯行。

なら、私を殺すつもりは最初から無かった…?

あくまで、鈴原綾美と鈴原秋人を殺害する為に。

でも、けど、だけど。

―私は?

死人に口無し。
生者に言葉有り。

無駄に人を生かしておくなんて、逆にリスクがつく。

ましてや猟奇殺人、殺した後にも屍を弄ぶ人に、突如良心が戻って私を殺さなかったとでも?…それは、考えにくい。
睡眠薬まで仕込んだんだ、私なんて容易く殺せる筈。

犯行現場なんて見られたら、私が殺す対象になるのは必然。

その睡眠薬は、私に犯行を見せない為、…?

これじゃあ、

…これじゃあ。