重なる平行線

どういう関係か。
…どうもこうも。

「…別に、家族でもなければ恋人でもない。ただの他人ですよ」

「…そうですか。」

あっさりと終わらせる渡貫刑事。
まぁ、どうしても気になるのなら勝手に調べられるだろう。
警察だし。

「…それよりも、お話になりたいこととは?」
建前として聞いてみたけど、大体予想はつく。
あらかた、私が犯人じゃないかどうかの詮索だろう。

「えぇ、実はアタシ、鈴原さんのコト疑ってたんですけどねぇ」
ホーラやっぱり。

「違いましたね。貴方は犯人じゃないです」
…ん?「は?」

ビシリ、と指を私に向けながら『犯人はお前だ』の真逆を仰る渡貫刑事。

いや、まあ、確かに犯人ではないのですが。
「…意外ですね。てっきり犯人候補として強制立候補されていると思ったのですが」
「…なっはっは、いぇまぁ。確かに疑っていましたが。特に先程のあなた方の会話で確信しました。貴方はシロです。」
…。
「何故?」
「勘です」
「…………」
その勘とやらで私を疑っていたのではないのか。