「みー」終礼が終わり、そのまま鞄に突っ伏し「づー」睡魔へと「き」身を預けて…おぉいざ夢の彼方「ちゃあああん!!」

後頭部にそこそこの重みが圧迫してきた。
「にょごあ」飛び起きた。

「おっ…お前もか、ブルータス!」「ふ、お前はこうなる運命だった――は置いといて、帰るよ、美月ちゃん」
のったからには最後までノって欲しい。

見上げた視線の先には、私の頭に乗っけたのであろう鞄を腕に掛けなおす相川春恵(アイカワ ハルエ)ー、まあ、要するに友達だ。

通称、ハル。