重なる平行線

「おゎ」低い、男独特の声。

「え?―っと、わ」
プレートのカドが相手の脇腹辺りに軽く直撃。
反動でポテト(L)が落ちてバラけたりしないように、慌ててプレートを自分の方へと引き寄せる。

「すみません、大丈夫ですか」
取り敢えず謝罪。というか、非は自分にある。

これでジュースの類があったら悲惨だった、と軽く空想にふけってみた。

「あぁ、俺余所見してたし、大丈夫」
良い奴だった、ing。

恐らく同い年ぐらいだろう、175以上は軽くありそうだ。優男の称号が似合いそうな顔立ち。モテるだろうな、と日和見(ひよりみ)してみる。

軽く会釈をしつつ、すみませんでした、と再度謝って―…


「!?」