重なる平行線

「ち、違ぇよ!俺はお前を助けにだな…」

「は?」

「お前、今『店長』って呼んでただろ?」
「そうですが」

唾を飲み込んだのか先輩の喉仏が微かに上下する。

「……死ぬぞ」

「……………………………。」えーっと。「え?」

「山さんに店長は駄目だ。」

……えー、…ぇえ?
山さん=店長じゃないのか。
実はあの山さんは表の店長で、常に後ろから悪の組織幹部である影の店長がスナイパーとして『店長』と言った瞬間に殺られてしまう……、いやいや落ち着け、私。
影の店長って何だ。
頭がぐるぐるしてきた。

「え、じゃあ影の店長は何処に!?」
「…影の店長って何だ。店長は山さんだぞ」
…なら山さん=店長で合っているのか。

「えと。つまり、どゆことデスカ?」
ワタシニホンゴワカリマセーン。


「山さんはな…、

恥ずかしがりやなんだ」


「……。」

ヤバい、本格的に日本語がよくわからなくなってきた。国語の偏差値は何もせずとも60以上はあるのに、何故だ。

「…それとどう、繋がりが」
とりあえずやんわりと突っ込んでみた。