重なる平行線

「がっはっはっは、あぁそうだ、休憩室にポットあるからよ、紅茶でも飲んでな」

「お疲れッス、山さん」「じゃあ、お先に失礼します」

ペコ、とお辞儀してから、奥の部屋(休憩室)に入っていく長浜先輩の後に続く。
バイトの身となって知れたことだけど、中は結構充実している。休憩室は勿論、シャワー室もあるのだ。
少し狭いけど。

何でも、山さんが家に帰るのが面倒臭い時によく泊まっているのだとか。
さすがすぎるぜ。
だから布団とかあったのか。

「ふー」

先輩は椅子に座って一息ついている。
あ、ポットってこれか。
「先輩、紅茶飲みます?」
後輩としてちょっと気を配ってみたり。

「ん?……あぁ、頼むわ」
何処か楽しそうに、頬を緩ませる先輩。
何だ何だ。

「何か、先輩って響き、いいな。」
うわぁ嬉しそう。