「先輩、この人たちは誰ですか?」

「私は2年、武闘家学科。

奏だ。」


「1年、盗賊学科の柚葉よ。」

「先輩とのご関係は?」

「は?


ただの友達だけど…」

奏が言う。


「貴女もですか?」

「…まぁ、そうなるかしら?」


「なら、良いです。」

水瀬は笑顔になる。


「先輩。

私、先輩の彼女に立候補します!」

水瀬が言う。


「な!?

何なんだよ、お前!」

奏が言う。


「さすがに図々しいと思うわ。」

柚葉が言う。


「お二人はただの友達ですよね?

なら、良いでしょ、べつに。」

水瀬が言う。

「あの、水瀬?」

幸大が言う。


「何ですか?

先輩。」


「あのな、ちょっと聞いて欲しい話があるんだがな…」



幸大は自分と奏と柚葉の関係を説明した。



「解ってくれたか?」

「はい。

でも、私にとって重要なのは、先輩が私を好きになる可能性があるかどうかですから。」

「…まぁ、そうなる…のか?」


「だって、ハーレムも望んでるし、このお二人は将来的な話ですよね?


ハーレムなら私がいても問題ありませんよね?」