…。



「さて、あいつらも無事に行ったし、やるか。」

幸大が言う。


「ああ。

こいつらには手加減しなくて良いんだよな?」

知也が言う。

「そうだろう。

というよりも手加減して生き残りを作る方が面倒だ。」

史郎が言う。


『人数が少なくなれば余計に不利になるだけ…

しょせんは愚か者だな。』



「知也、行くぞ。」

「ああ。」

ゴッ、

幸大と知也が拳を突き合わせる。

「ハッ。」

幸大が知也に魔力を送る。


「『ライナーフォーム』」


ヴンッ、


バババババババッ、

高速で光の道が部屋中に反射した。


部屋中を光の道が交錯する。


「『ライナーフォーム・フィールド』」


フッ、

光の道が消え、部屋中が薄い光に包まれた。


「『フィールド指定・幸大、史郎』」

『何のマネだ?』

「この光の中、つまりこの部屋の中で俺たち3人は光速移動、瞬間移動が可能だ。」

知也が言う。


『何だと?』

「試してみるか?」

幸大が言う。

『なに?』

スパッ、

『ガハッ、

いつの間に!!』

「瞬間移動だってーの。」

ザシュッ、

幸大は魔族を斬り、塵に変えた。

「「「俺たちの前に立ちはだかったこと、


地獄で後悔しな!!」」」


3人は言い放ち、魔族に攻撃を開始した。