「何なんだ、いったい?」

「俺もハーレムを持ってるから、先輩としてアドバイス。


すげぇ大変だからな?」

「覚悟の上だ。」

「そうか。

自分の女を全員分支えれる男になれよ?」

「言われるまでもない。」


「そうか。

なら、言うことはない。」



「貴様も魂よこせ!」

魔族が男に襲いかかる。


「『摩天楼・八分咲き』」

パチンッ、


魔族に向かって指を鳴らす。


ボンッ、

魔族が爆発した。


「桜の花びら?」


魔族が塵ではなく桜の花びらに変わった。

「何だお前は?」

「だから、魔法教師。

この悪魔みたいのは俺が引き受けるから、そこの女の子の手伝いをしたらどうだ?

回復をさせる魔力が減ってきてるぞ?」

水瀬が疲労を見せ始めていた。


「わかった。」


幸大は水瀬の元に行った。


「この数だ。

貴様一人で勝てるモノか!」


魔族が全員で一気に襲ってきた。


「『摩天楼』」

どこからともなく桜の花びらが現れ男の回りに集まる。

ザァァァァァッ、

「『桜〈ゆすらうめ〉』」


ぶわっ。


魔族が一瞬で全員消えた。


「すげぇ…」

知也が言う。

「じゃあな。」


男は桜の花びらを消してから去っていった。