祐貴ががんだと知ってから

まだ一度も祐貴の病室へ行ってなかった



祐貴に会いたいのに
どういう顔をすればいいのかわかんなくて…



祐貴の病室の前に来るたびに

あたしは一輪の花を置いて帰った