シャワーから出てきて、男は仕事の整理をし始めた。


法律事務所に勤めているため、顧客の書類が山ほどある。

時間のあるときに整理をしておかないと顧客の情報が書かれた紙が無くなるなど大変なことになってしまうからだ。


そして小一時間ほどたっただろうか。

書類の整理が終わったのでソファへと腰をかけた。


その時、ふと視線が例の小包へとむかった。

不審感ばかりだったが、なんというか好奇心とでも言うのだろうか………何故か小包が気になって仕方がなかった。


男は好奇心にかられ、ソファから立ち上がり、小包を手にとった。

そして包みを破いてみると木箱があった。