「これくらい遠かったら誰にも会わねえだろ」



「そうだ先生、」
「今日は先生はなしだ。
雅彦、呼んでみ?」


「ま、雅彦‥さん」

「まあ今日はそれで許してやるよ」



歩があまりにも可愛くて思わず抱きしめそうなる


「あ、それでね?
これプレゼント」


そう言って俺に綺麗に包装された細長い箱を渡す


「開けていいか?」

「はい、勿論」



丁寧に包装を外して箱を開ければ時計がはいっていた



「安物ですけど、先生‥じゃなくて、雅彦さん腕時計持ってなかったから」


「ん、嬉しい。ありがとう」



早速腕時計をつける
その手で頭を撫でてやる