「卒業するまではいっぱい不安にさせるだろうけど

ずっと側にいてくれ」



「っ‥はい!」

何度も何度も頷く


そんな私を先生は優しく抱きしめてくれた


「先生、ここ‥学校」

嗚咽まじりで途切れ途切れでしか話せない私の頭を優しく撫でてくれた


「泣いてる生徒を慰めて何が悪いんだよ」



先生、それは屁理屈です


なんて思っていても
本当はスッゴく嬉しいんだ

学校じゃあ話すのが精一杯


でも今は抱きしめてくれてるんだもん



「先生、好きです‥」

「俺もだよ」



そう言ってまたキスをする


甘くてとろけてしまいそうになるキスを――――