先生は小さく息を吐き出した
所謂、溜め息


それだけで私の肩はビクッと上下した



「言わなきゃ分かんねーか?
俺の想いって分かりにくい?
お前を不安にさせた?」


「っ‥」
私は小さく頷く事しかできない



付き合いはじめたのだって
私が告白して
半ば無理やりって感じで

先生はスキンシップはあるけれど、言葉はくれなくて


私は何となく付き合ってる性処理なんじゃないかって


勝手に不安がって
勝手に落ち込んでしまう



「俺は、」

しばらくの沈黙の後、
先生が小さく声を出した