「ハニーちゃんて不良だねぇ。」 はははっと大声で笑う矢野。 写真には、私のプライベートが映しだされている。 キャバクラから出てくるところや、三木社長に手を引かれてるとこ。 素の輝斗と歩いているところ。 さまざまだ。 「まさかルキトとつるんでるとはねぇ。」 ビクッ…。 まさか…輝斗が総理の孫ってこと、バレた…? 「学園では学年トップの優等生。でも夜はアゲハ。」 「っ…何が目的?」 「ハニーちゃんに決まってんじゃ~ん。」 ニヤッと笑う矢野。 最低…。