「ごめんなさい。」

私はぺこりとお辞儀をして屋上をあとにした。








変にドキドキする。



教室に戻ると、輝斗とぶつかりそうになった。



「ごめん。」



「瑠奈?」



輝斗が私を見下ろす。




私は顔が見れなくて俯いた。



「どうした?」



ダメ、そんな優しく声かけちゃダメだよ。



「何でもない。」



私は輝斗を避けて席についた。






机に突っ伏した。



やばい…。




私…。輝斗のこと好きになっちゃったみたい。






もう恋なんてしないと決めてたのに…。