「えっと…。何で?」
それ以上言葉が出てこない。
そんくらいテンパってる。
すると市川くんは、メガネを外し、カツラを取った………!!!!!????
「っ!!!!!!」
頭をフルフルと振って私を見下ろしたのは、市川くん改め、輝斗だった。
えっ…………どういうこと!!!???
「で、瑠奈、前隠せって。理性飛ぶ。」
私は自分の格好を見て青ざめた。
前全開。
バッと前を隠し、俯いた。
輝斗のブレザーは私をスッポリ覆ってしまう。
「てか見ないでよ。」
「見るんじゃねぇ、見えたんだ。」
「何それ、一緒じゃん。」
「ちげぇだろ。」
とクスッと笑う輝斗を見れないでいた。

