私だけの…



私は矢野を睨んだ。




「上等だ。」



そう言って私の目の前に立ちはだかった。



「っ!!」




矢野は私の顔を掴み、私の口をそれで塞いだ。


私は必死に抵抗するが、無残にもやられる一方。


私は矢野の唇を思いっきり噛んだ。


「っ!!くそっ!!」


矢野は私の制服を引き裂いた。


プチプチっと音を立ててボタンが弾けた。




そして私の体を矢野の唇が這う。

「いやーーーーっ!!!!」

「もっと喚けばいい。」



矢野の舌が私の鎖骨を舐めたとき。


バン!!!



大きな音を立ててドアが開いた。





みんなが一斉にドアの方を向いた。