放課後
私は一人で体育館倉庫に入った。
暗くてなにも見えない。
目が慣れた頃、扉が大きな音をたてて閉まった。
「っ!! ]
誰!?
外からは鍵が閉まる音。
そして私の目の前には3人の男。
すると一人の男が電気を点けた。
頭と思われる男は、長身だけど、筋肉で太って見える。
そして黒髪を肩まで伸ばし、天然なのか、パーマなのかわからない髪型。
そして前歯が2本ない。
もう二人はいかにもこの男の下についてるって感じの二人。
「うまそっ!!」
「矢野さん、いいっすか?」
何こいつら。気持ち悪い。
私は男たちを睨んだ。
「本当に一人で来るとは、いい度胸してんじゃねぇか。」
矢野と呼ばれた男がニタッと笑った。
前歯がないから尚更キモい。

