メモにはこう書かれていた。
”お前の幼馴染に伝えろ。
今日の放課後、一人で体育館倉庫に来い。
来なかったときは、雅も隼人みてぇに”
そこで切れている。
何で隼人のこと知ってるの?
隼人はこの学園に通っていたわけじゃない。
「もしかしたら、こいつが兄貴を…。」
「っっ!!!!!」
私は背中がゾクッとした。
でも、行かなかったら、雅は…。
「雅、今日先に帰って。」
「瑠奈!!お前っ!!」
「一人で行く。」
「ふざけんな!!俺も行く。」
雅は低い声で叫んだ。
「私は雅まで失いたくない。」
私は雅を見上げ、睨んだ。
雅は驚いた顔をした。

