私だけの…


真由はウルウルの目で私を見た。



あぁ…可愛すぎ。



私レズじゃないよ。



でも、可愛いんだわ、この子。



「私も好きな人を失った。」



「えっ…?」



私は過去を真由に話した。




隼人のこと。



「ごめんね…。」





真由は申し訳なさそうな顔で私に言った。




「ううん。いいんだよ。そんな顔しないで?」



「っ…。」



「私真由の笑顔大好きなんだけど。」



私は笑って見せた。



すると真由もくしゃっと笑った。



「よし、真由保健室行こ。」



私は立ち上がり、真由に手を差し出した。




真由は私の手に手を重ねた。