「楽しかったねぇ。」 「あぁ。」 フッと笑う輝斗。 いつ見てもかっこよくて。 私は海を見ている輝斗の横顔を見つめていた。 「あいつら元気だな。」 私は視線を海に移した。 雅と真由はギャーギャー言いながらはしゃいでいる。 自然と笑みが零れる。 「また来ようね。」 「それもいいけど‥。」 「ん?」 私は輝斗の顔を覗き込んだ。