そばに輝斗がいる。 それだけで幸せ。 輝斗も同じ気持ちだといいな。 私はベランダに出て、輝斗の隣に立った。 「さぶっ‥。」 すると輝斗は後ろから抱きしめてくれた。 「暖かい。」 「瑠奈気持ち悪くはないか?」 「え?うん、大丈夫だよ?」 「今日はかなり酔いが早いから体調悪ぃかと思った。」 「ううん。」 輝斗の心配をよそに、私はニヤけていた。 ありがと。輝斗。