私は輝斗に腕枕をしてもらっていた。 まだ二人の体は熱いまま。 「輝斗。好き。」 すると私の体を、輝斗の方に向けさせた。 私は輝斗の腕の付け根に頭を乗せた。 「瑠奈、どこにも行くな。」 「っ…輝斗?」 輝斗は弱弱しく言うものだから私は顔を覗きこんだ。 輝斗は私にキスをした。 そして力なく笑った。 どうしたんだろう?