「ビッグマックとポテトのLと…あ、舞ちゃんポテト頼まなくていいよ。それとアイスコーヒーとバニラシェイクのMで」
舞は、目を真ん丸くして私を見ている。恥ずかしいけれど、やはり食欲には勝てない。マシュマロは以外にお腹が空くから、もう買うのは止めよう。
「この時間だから空いてるね~」
どさっと疲れた身体をソファに委ねる。喉が渇いていたのか舞はコーラのMサイズをストローで、じゅぅぅっと勢い良く飲んでいる。
「てかそんなに食べられるの??」
「あ~っと…このバイト始めてから過食気味んなっちゃってさぁ」
恥ずかしいので"気味"と言った。更に恥ずかしいのを隠すためにMサイズだと足りないしLサイズのポテトなら誤魔化せるかな…と、一緒に食べようと、トレーに広げた。本当は1人で食べたいけれど。
「ありがと~」
舞はコーラの他にダブルチーズバーガーを頼んだ。
「美夢ちゃん痩せの大食いってやつ?」
「え?痩せ?どこが??見てよ、この腹」
腹を、ぽんっと叩いて見せる。
「全然痩せてるから」
「そんなこと無いって。高校ん時から7キロは太ったよ。多分。怖くて計ってないけど」
「あたしもあたしもっ。何でだろね~」
「やっぱり働くと生活が不規則になるからかなぁ?」
「あ~っ、そうかもねー」
バイトの休憩室と違って、対面して座って居るので、がっつこうにも、がっつけない。必死に女の子らしく食べる仕草をする。
「学校で思い出したけど美夢ちゃん、どこ高?」
「市立商業だよ」
「へ~、商業なんだ!あたし大山高」
「頭いいじゃん」
「まぐれまぐれっ。でもさ商業だったら就職しなかったの?」
どきっとした。女の子らしくも、あっという間に平らげたビッグマックを食べ終え、溶けかかったバニラシェイクで口直をし、煙草に火をつける。ふぅっと煙りを吐き出す。
「就職難で諦めちゃった」
昔、周りに言っていた言い訳で答えた。自分に都合の良い事は覚えている。
「確かにね。ウチらん時、超厳しかったもんねー」
その言葉で舞は理解者だと思った。
「舞ちゃんは?ここに来るまで何してたの?」
ポテトを食べながら舞は
「あたしはねー、中華料理屋の厨房やってた」
「凄いじゃん。バイトで?」
「ううん。社員で」
動揺を隠す様に煙草を揉み消す。社員か…。少し舞と距離を感じた。
舞は、目を真ん丸くして私を見ている。恥ずかしいけれど、やはり食欲には勝てない。マシュマロは以外にお腹が空くから、もう買うのは止めよう。
「この時間だから空いてるね~」
どさっと疲れた身体をソファに委ねる。喉が渇いていたのか舞はコーラのMサイズをストローで、じゅぅぅっと勢い良く飲んでいる。
「てかそんなに食べられるの??」
「あ~っと…このバイト始めてから過食気味んなっちゃってさぁ」
恥ずかしいので"気味"と言った。更に恥ずかしいのを隠すためにMサイズだと足りないしLサイズのポテトなら誤魔化せるかな…と、一緒に食べようと、トレーに広げた。本当は1人で食べたいけれど。
「ありがと~」
舞はコーラの他にダブルチーズバーガーを頼んだ。
「美夢ちゃん痩せの大食いってやつ?」
「え?痩せ?どこが??見てよ、この腹」
腹を、ぽんっと叩いて見せる。
「全然痩せてるから」
「そんなこと無いって。高校ん時から7キロは太ったよ。多分。怖くて計ってないけど」
「あたしもあたしもっ。何でだろね~」
「やっぱり働くと生活が不規則になるからかなぁ?」
「あ~っ、そうかもねー」
バイトの休憩室と違って、対面して座って居るので、がっつこうにも、がっつけない。必死に女の子らしく食べる仕草をする。
「学校で思い出したけど美夢ちゃん、どこ高?」
「市立商業だよ」
「へ~、商業なんだ!あたし大山高」
「頭いいじゃん」
「まぐれまぐれっ。でもさ商業だったら就職しなかったの?」
どきっとした。女の子らしくも、あっという間に平らげたビッグマックを食べ終え、溶けかかったバニラシェイクで口直をし、煙草に火をつける。ふぅっと煙りを吐き出す。
「就職難で諦めちゃった」
昔、周りに言っていた言い訳で答えた。自分に都合の良い事は覚えている。
「確かにね。ウチらん時、超厳しかったもんねー」
その言葉で舞は理解者だと思った。
「舞ちゃんは?ここに来るまで何してたの?」
ポテトを食べながら舞は
「あたしはねー、中華料理屋の厨房やってた」
「凄いじゃん。バイトで?」
「ううん。社員で」
動揺を隠す様に煙草を揉み消す。社員か…。少し舞と距離を感じた。


